年間300万人を超える外国人観光客

ラオスとは、東南アジアに位置する共和制国家です。ラオスは通称で、正式にはラオス人民民主共和国と言います。

首都はヴィエンチャンです。東南アジアでは唯一海に面していない内陸国です。北には中華人民共和国、南にはカンボジアやタイ、西にはミャンマー、東にはベトナムがそれぞれ隣接しています。

ラオスの歴史は、中国の南西部にあったナンチャオ王国という国が支配領域を南に広げて、この地に定住者が出てきた事に始まります。一時は強い勢力を誇りましたが、18世紀に入ると国が3つに分裂して、タイやカンボジアの影響下に置かれて、両国に巻き込まれる形で戦乱が続くようになります。

やがて19世紀に半ばになると、フランスの植民地支配下に置かれる事になります。その後、しばらく植民地状態が続きましたが、1953年に完全独立を果たします。ただ、完全独立後にはタイとの国境紛争や、国内でのクーデターの計画の発覚等があり、なかなか治安が落ち着かない状態続きました。

前述したように、ラオスは海に面していない内陸国です。国土の多くが山岳に占められていて、近隣国等と比べると自然が多く残っている国だと言えます。しかし、近年では急激な森林破壊が進んでいて問題となっています。

また、ラオスというとメコン川が有名です。メコン川は国を貫いて流れていて、メコン川の近くには小さな平地が広がっています。

メコン川はタイとの国境付近を流れていて、タイとの全国境のうち3分の2がメコン川となっています。また、メコン川は交通の手段としても使われていて、現在でも多くの物資が船に乗せられて運ばれています。

次にラオスの気候についてですが、モンスーンの影響を大きく受けているという特徴があります。そのため、明確な雨期と乾期が存在しています。基本的には5月から11月にかけてが雨期となり、その後に4月まで乾期が続くというスタイルになっています。

交通に関しては、鉄道は走っていない地域が少なくなく、また道路も舗装されていない部分が多く存在します。航空に関しては、首都に国営の国際空港があります。この空港を拠点として、国際線と国内線が繋がっています。

ラオスの国民の多くは農業に従事しています。そのため経済での発展が遅れている面がありました。しかし、1986年から市場経済の導入が図られるようになり、その結果として観光業での発展が目覚ましくなっています。現在では、年間300万人を超える外国人観光客が訪れています。