気質はとても穏やで優しい人々

ラオスはタイ・ベトナム・中国・ミャンマーに囲まれた内陸国です。国民のほとんどが敬虔な仏教徒です。

この国は内陸国であるが故に、他国間の争いに巻き込まれることが多く、内戦が繰り返されたこともあり、不幸な歴史を多く持っています。また最貧国の一つでもあります。しかし国民の幸福度は非常に高いものとなっています。

数多くの不幸な歴史を持つ国の国民気質は、一般的に猜疑心が強くなることが多いのですが、ラオス国民の気質はとても穏やで優しいのもとなっています。

貧しさからギスギスした性格になりがちですが、彼らは現在幸福を感じ生活しています。国民全体におっとりした人、穏やかな人がほとんどなので、争う事を嫌う傾向にあります。

また仏教信仰から大声で人を怒鳴りつける行為は、下品な行為として嫌われます。気候が温暖であることも影響しています。よく言われる代表的な気質に「こんなものでいいだろう」があります。

ゆったりした温暖な環境で育まれたラオス人特有の気質です。いい加減な思考と捉えられることもありますが、強欲さがありません。人との喧嘩でも徹底的にやりかえすことはありません。こんなものでいいだろうの考えがお互いに幸せに暮らす重要な役割を果たしています。

強欲さがなのは人としての長所ですが、企業の発展には向いていません。実際もっと働けば、確実に利益が拡大すると見込める場合でも、現状維持で満足してしまう傾向にあります。

日本はラオスの最大経済援助国ですが、技術を提供しても現状に満足してしまっているので、技術を駆使して更に利益拡大を目指すことはしません。

利用するのですが、便利な物を提供してもらったという事実のみが残ることになりがちです。最貧国から抜け出すことを目的として援助しているのですが欲がないので援助の成果が上がりにくいのです。

また人がよく、強欲さに欠けることから、気前よく人に奢ります。ギャンブルや宝くじも大好きです。

このことからラオス人の貯蓄率はなかなか伸びません。しかしながら、貯金がないから盗みを働いたりする人や大儲けして贅沢な生活をしたい、他人に自慢して見せびらかしたいと思う人がほとんどいないのはラオス国民の美点であることは確かです。

欲がないことからくる利点は他にもあります。ラオス国内ではほとんど農薬が使われることがなく無農薬野菜も普通に生産されています。できる限り多く生産して少しでも利益を増やしたかったらこうは行きません。

無農薬の野菜、フルーツが当たり前ですから貧しくとも最先端の物に囲まれなくとも健康的な生活が送れるのです。